元気に温泉を守りながら、この地で暮らしています

2020年05月13日

20200513111643
常連さんが心配してくださっていて、連絡があります。
差し入れをいただいたり、久しぶりに会ったりとうれしいです。
岩手県知事が当初話したように「知らない人と話さない」
ということは観光地ではありえないことです。
20200513095040
毎日、知らない人といろいろ話をすることで、少しずつ被災地で再起できた
小さな湯小屋の小さな蕎麦屋の役目というものを見出して、
生きがいを持っていたから、知らない人と話さない、一定の距離をとる…
というやり方はここで商売は難しい…ということを意味しています。
20200513095029
だから、常連さんの差し入れもマスクだったり、ハンドソープだったり、
生活の心配をして、お米を含む食料品、ビールやつまみ、
好きな焼き菓子や珍しいものやいろいろとあって、有難いなあ…と思います。
20200513095112
ゆっくりと話したりはできないけれど、元気なお顔を拝見できるとうれしいです。
花が咲いて、何も変わりがないと、大丈夫なのだろうと思ってしまいます。
しかし、でも、「新しい日常」ということで、生活様式が変わったようで、
価値観ががらりと変わったようで、自分は何も変わらないようで、わかりません。
DSCF8450
植物たちは何も変わらず、春になれば花が咲き、春紅葉はいずれ新緑の美しさに
こんな時期なのに、山開き前に…登山のお客さんを制限するなんてつらい…
20200513094955
山好きや温泉好きでずっと自粛している人たちに見せたい、伝えたい…
20200513095054
そんな気持ちを抑えるしかない毎日の中で、「生きていれば…」と思える。
それは、被災地の強みであり、人の命のはかなさと底強さを知っているから…
今週末、山開きの時期ですが、駒の湯は残念ですが、営業をしていません。
しかし、私たちは生きて、温泉とこの地を守っています。
また、皆さんに会える日を楽しみに…どうぞ、お元気でいてください。

開湯400年 宮城栗駒 日帰り処 駒の湯温泉
Copyright(c) 2024 dreams company corporation All Rights Reserved.