
分校の校歌に「親たちの労苦思えば目がうるむ」とあります。
今回、記念碑に校歌も刻めたのは本当に良かったです。
設置には時間がかかっていますが、ジオパークのジオサイトへ期待も…
いつか、開拓団の人たちは山を下りてしまうかもしれない…
しかし、開拓団がいたからこそ、ブナの原生林が開拓され、
道路が整備され、電気導入が叶い、インフラが整っていきます。
冬の除雪も慣れた人たちだからこそできるのです。
その歴史を忘れないでほしい…

そして、その始まりのきっかけになった駒の湯の事も忘れないでほしい…
400年前に発見した小野寺氏のお墓には駒の湯発見の石碑がありますが、
内陸地震による被害で高低差もなくなり、元の玄関の位置もわからないでしょう。
ジオパークのジオサイトになりましたが、温泉を知る人はいません。
温泉は温泉を大事に思っている人たちに勇気づけられています。
最期までこの地を守りながら湯守であり続け、今は存在しています…
その思いが通じる日が来ることを願っています。