そこにあった当たり前の風景が変わる…
被災者にとって大きなことだと思います。
伐採処理の状況を工事の人と湯守が見守りました。
じっと見つめてられないし、ボロボロになった枯れた松は何にも使えない
それほど枯れていましたので、よく立っていたな、と感心します。
きっと、遺族のことが心配で、立ち続けたのだろうと…
作業をしてくれた宮健さんの知っている人は、山のこともよく知っているし、
ここのこともよく知っているので、少し気持ちが安らぎました。
崖の様子も少しずつ、緑が増えてきています。
でも、遺族にとっては、何年たっても悲しみは消えないし、
被災地に生きる難しさをいつまでも抱えているけれど、理解されない…
そんな気持ちも、周りの理解者の温かい気持ちで癒されたら…
去年、業者の方から明日に伐採します、と、工事のついでのように言われて、
勝手にやめてくれ、と止めたものの、費用の捻出もできず、
絆の森プロジェクトのメンバーに相談をして、皆さんに助けてもらいました。
そして、感染症のせいで人が集まれなかったけれど、駒形根神社のご祈祷を受け、
ずっと植樹を手伝ってくれていた宮城建設の阿部さんに作業してもらいました。
本当に、伐採に関して手を尽くしてくださった皆様ありがとうございました。