昨日は、連日の雨の中、温泉の採水は雨が入るので残念な状況でした。
温泉分析は10年に一度はしなければならず、とても高価です。
また、レジオネラ菌検査なども行います。
宿屋でなくなっているので、公衆浴場法の適応になり、営業許可をもらいます。
それぞれに費用が掛かりますので、被災者も新規扱いになり、
大変神経の使うことが多く、湯小屋も法律に適したものでなくてはなりません。
脱衣所、浴室とありますが、風呂おけに源泉を配管して、
水道も必要ですから、配管工事、換気扇なども必要になります。
昨日は分析の方に保健所の人、設備屋さん、電気屋さんが来てくれました。
分析の方たちは仙台から来られていますし、保健所の方もこちらとは限らないけど、
設備屋さんや電気屋さんは栗原周辺の方なので、まず安心…
打ち合わせや作業もあり、一人でも感染者がいれば大変なことになります。
工事はどうしても密接な状態で行われるので、感染は自分だけの問題ではないです。
皆さんが帰った後はいつものように湯守一人で掃除や片づけを行っています。
男女ともきれいになりました。お疲れさまでした。
食堂も今はコロナ対策用の片付けの最中で、散らかっていますが、
あれやこれやと試しながらの作業です。
再建当時は早く営業をはじめなければ、と忙しく、時間をかけられなかったし、
お金もなかったから、あるものをかき集め、寄付してもらいましたから、
新しく買ったものが少なくて、ありあわせでやっていましたが、
今回、新しく、作り直すことになり、また湯守が家具作りを始めます。
連日の雨で、薪にカビが生えてきているようですし、作業が進みません。
とはいえ、父の故郷も河川の氾濫で、とても心配です。
広島に降った雨で、島根の方が洪水とは…これ以上、被害が広がりませんように…
この程度で文句は言えないですので、毎日、できることをしています。
被災の時には被害が甚大で、途方に暮れていたし、こころが折れて動けなかったけど、
今は温泉の維持管理をしながら、コロナ対策を練って、地道に作業をしています。
早く終息しますように…皆さまもお体大切に、お気をつけてお過ごしください。