8月, 2024年
分校のお別れ会
生まれも親も選べない…
都市部で生まれれば、生まれた所は再開発で全く別物…
引越が多く、幼馴染とのつながりはない…
湯守は家族のため、山で家業を継ぐしかなかった…
生まれた場所は見る影もないけれど、幼馴染は健在で、
父親の葬儀の時は同級生が助けてくれ安心して送り出しができた…
駒の湯や開拓団のことを知るほどに、歴史に翻弄された人々を思う…
県職員として満州開拓に人を出したことで一緒に行くことになり、
帰国できなかった湯守の祖父は、娘二人に迎えに来るから…と言いながら…
娘二人は女学校を出、友人たちは学校の先生や看護師になる中、
長女は20歳前後で結婚し、山の温泉に行き、次女は里の農家を継いだ…
丸森の村長から満州開拓の引揚者を引き受けるよう頼まれ、
娘と結婚した里の若者は、皆の食料を上げるため里に何度往復しただろう…
駒の湯は開拓団よりは建物があり、お湯がある分、楽をしているように思われ、
開拓団員に名前が刻まれながら組合員を外されてもなにもいえなかった。
受け入れ先としての役目も果たし、観光地としての役割も果たしたはずが…
一瞬で失われると、民間だからと言う理由で、自力での再建を求められた…
山に来た苦労は半端ではなく、駒の湯の水車の製材機で製材した生木で
家を建て、共同生活をしながら、炭焼きをし、集落を形成してきた…
人が集まり、子どもが増え、当然、学校の話が出る…
しかし、学校建設には多額の費用が掛かり、水害でその費用が賄えない…
農村でたくさんの兄弟がいて、生きていくため開拓地に来た人たちの子ども…
選べないはずの子どもたちが苦労を重ねて、卒業した学校だったが…
2008年6月14日土曜だったので授業はなかっただろうが、学校の被害もなかったが…
住民全員山を下りたので生活は激変…子どもたちも分校に通えない…
様々な歴史があって、苦労があっても、閉校になってとうとう解体…
湯守の同級生たちが中心となってお別れ会をすることに…
事務作業は家で個々にしていたので、それぞれ家族が手伝うことに…
プリンターが悲鳴を上げたのでネット印刷にすることになったが、
名札は簡単にできるであろう方法が思いつかず、一人ずつ入力した…
湯守はほとんどの人がわかる。
駒の湯のことも湯守のことも本当はよく知らなかった…
被災して困惑、混乱状態を見て、身の程知らずに何かできると思ってきた…
小1の時クラスが50人、10組あり、6学年…先生だけでもたくさんいた…
小2で転校したから校長先生と担任と隣の先生だけしか覚えていない…
それでも校歌を今でも歌えるほど、好きな学校だった…
転校した学校はクラスが2クラスしかなく、転校性も少なく珍しがられた…
言葉が違っていて、いじめられたけど、親に言えるはずもなく…
学校にいい思い出ばかりあるわけではないものだが、なくなるとなれば寂しいもの…
そういうわけで、関係ないのに、ついつい、まとめの冊子を作りたいと言ってしまった…
なくなってしまったらもう戻せない…思い出はあっても記録はなければ消えてしまう…
ここに来た時、湯守の小学校の先生がお祝いに来てくれた……
本当にうれしかった…先生のお墓は駒の湯発見者のお墓の隣…不思議な縁を感じる…
今日も不安定な天気、同窓会の打ち合わせ
梅雨は明けたはずですが、霧で視界が不良です。
今日も雷注意報が出ています。
昨日も雨が降ったり止んだり…不安定ですが、山も暑いです…
今日も同窓会の打ち合わせ…やっと冊子と名札をつくりました。
名札つくりは簡単な方法がわからず、一枚ずつ打ち込みました…
うちのプリンターは調子が悪く、冊子はネット印刷へ…
部数が多いので、ネット印刷の方が安いが、原稿づくりが大変。
原稿が確定しないとできないので、名簿の確定に皆が奔走…
たくさんの人に参加してほしいから、ぎりぎりまで奔走してもらい…
実は配送がお盆になってしまい、忙しい時期、確実性のため
早めに仕上げる必要があり…皆さま、ご無理を言ってすみません。
当日、雨が降ることがなく、無事に終わるように…
早く穏やかな平和な日常が訪れますように…
雨の中、話を聞いてくださってありがとうございました
狙ったように雨が降り、大変な中
濡れながらも聞いてくださり、ありがとうございます。
真実を知ってほしい、忘れられたくない…
被災地に生きている人がいることを知ってほしい、
何もかも失いながら頑張っていること、
誰も取りこぼさない、と言われながらも、忘れられ…
お土産もありがとうございます。
おいしかったです。
今日は語り部の方たちが見学に来られます
朝は曇りですが、のち雨が降る予報…
今日は見学の方がいるのですが…
見学者がいる頃に雨が降りませんように…
今日の方たちは語り部の方たちだそうです。
湯守はもともと前に出て語る方でなく、写真も撮る側…
しかし、地震で入院し、退院直後の記者会見はマスコミ対策で、
自分たちが入院している時に、憶測で記事を書かれ、誤った情報で
当時を語る専門家まで出て来て、知らない人にいろいろ言われたことも…
現場にいても、遺族として挨拶を求められるのに、地権者として意見を聞かれない…
孤立感が強まる中、事実を知ってもらいたいと、通信を作成し配りました。
費用も自分持ち…怪訝そうな人もマスコミにもいて…
それでも応援団に入ってくれる人がおられたり、
温かい気持ちになれるような出来事もあり、勇気をいただいて、
少しでも輪が広がればと思ってやってきました。
それでも誤解は解けず、必死さゆえに、難しさを招いているのもわかっています。
うまくできるなら、こんな苦労はないわけで、誰かに伝われば…
それが同じように辛い思いの人で、少しでも温かい気持ちになってもらえたら…
いつか伝わるとそう信じ、いつか同じ思いの人が報われると信じて…
早く穏やかな平和な日常が訪れますように…
毎日、草刈り作業が続いています
朝は涼しくて心地よいのですが、さすがに山も昼には外作業はきつい…
今日は同窓会の打ち合わせが昼間にあり、その他の時間で作業をします。
5日にジオパークの見学があるので、草刈りをしておかないと…
6月にやってもらったところもずいぶん草だらけ…
今の時期、本当にあっという間に伸びるから…
それにかび臭い小屋に風を入れて、さっぱりさせたい…
雨の時期、あっという間にカビになる…
虫も発生してきたので、熱中症と虫刺されに注意…
早く穏やかな平和な日常が訪れますように…