ずっと気になっていた温泉の漏れを休んでいる間に修理しようと
思い切ってFRPの会社に相談し、配管が詰まりやすくなっているので、
いつもお世話になっている設備屋さんに相談に行った。
九州の大雨が他人ごとではないね、と水害に何度かあったことがあり、
水害があると仕事で呼ばれる設備屋さんと話をしていたら、
駒の湯に昔からかかわっていて、震災で壊れたのがショックだったと…
自宅再建から湯小屋を作る時、蕎麦カフェと、難しい事大変なこと、
ペンキ塗りに何度も来てくれたご夫妻もやっと自宅再建されたのだし、
ずっと、じっと耳を傾け、お金のかからない方法を一緒に考えて、
難しい工事をずっと手伝ってきてくれていたのは、そういう思いがあったからと
初めて知って、とてもうれしく、有難かった…
大工さんも同級生で、お金にならない仕事を引き受けてくれ、
パレットを寄付してくれた人は、軽トラで運んでくれて…
電気屋さんも仲良しで一生懸命してくれて、
基礎の工事も園芸用をゆもりが基礎屋さんに教わりながらやったのだし、
みんなに助けられて、完成したのだから、ここでくじけてはいけない…
団長の知り合いに頼んで、イケス用の防水シートを手に入れ、
施工して、何とか開業に持ち込んだけれど、やはりもう少し防水したい…
そういえば、最初は温泉の施設だけど、仮設のトイレで、外受付で大変だった。
いつも何かと助けてくれた、地元の業者さんや、南三陸の土建屋さんに、
大変なことも多かったけれど、何とかやれて来たなあと改めて感謝です。
その後にクモ膜下で倒れてしまい、応援団を作ってくれた人に
この後どうしますか?と実家近くの病院で聞かれた…
「せっかくのいのちだから」と蕎麦カフェを作った…
今でも湯守は楽しそうにそばを作るのだから、よかったなあと思う…
今年もたくさんの人が被害にあって、心が痛いけれど…
あれほどのことがあっても、少しずつやっているうちに、形になる…
今年、十三回忌を迎えて営業もままならないけれど、命があれば…と思えるのも
皆さまのお陰だと感謝ばかりです。
まだまだこれから先もやっていくために工事をします。よろしくお願いします。
どうか、こころ折れそうな時も身体を大切にして過ごしてください。
落ち着いたら、きっとまた笑える日が来ると、その時に会えたらと…